叩かれている会社は氷山の一角

困った人

ネットでよく叩かれているのは、ワタミやゼンショー(すき家)ですね。
これらの会社が絶対ダメかというとそうでもなくて、もっと酷い会社はいくらでもあります。

ただ、全国チェーンを展開している外食産業は知名度があるので話題になりやすいのです。
いわゆる有名税ですね。
でも火のないところに煙は立たずという諺通り、既にブラック企業という烙印を押された会社には十分気を付ける必要があるでしょう。

過去に過労死事件や残業代未払い問題で告訴されている企業であれば、ニュースメディアで検索できますが・・・
メディアが取り上げているのは大手企業だけ。

報道されない労使問題が、中小零細企業で数知れず起こっている事は想像通りです。

ブラック企業の特徴8項目

①長時間労働を強いる

②休みが少ない

③給料が安い&残業代未払い

④パワハラが常態化している

⑤キャリアパスがない

⑥社員のやる気がない

⑦洗脳教育

⑧吊し上げの実施

特に洗脳教育研修によって感化された一部社員だけが元気な営業会社は避けるべきです。
表向きは業績が良さそうに見えるのですが、実は自転車操業である事が多いです。
そのような会社の方針は、景気の波に右往左往してしまいます。
そしてそこで働く社員は、仕事に対する充実度を得難い状況に陥りがちです。

見分け方と対処方法

入社前にブラック企業を見分けるのは非常に難しいのが現実です。
各企業の求人票には良い事しか書いてありません。

それでも入社前に少しでもリスク回避したいモノなので、ブラック企業の見分け方を紹介します。

・社会保険制度への加入有無を確認
最低限の確認事項として社会保険への加入は確認しましょう。
万が一、職場で怪我をした時の労災保険や、会社を辞めた後の失業保険給付に影響します。

・労働契約書の確認
面接が進めば必ず提示されるのが労働契約内容の確認書です。
年収だけでなく、労働条件も記載されているので必ずチェックが必要です。
そもそもこの労働契約書がない企業はブラック企業の可能性は高いです。

・常に同一職種で求人募集が出ている
業績急拡大を伴う人材募集なら良いですが、そうでない場合はかなり用心した方がいいです。
常時人材を募集しているという事は離職率が高い事が予想できます。
人材を使い捨てする会社に未来はありません。

・仕事内容を具体的に確認する
意外かもしれないですが、実際に入社するまで漠然としか仕事内容を把握していないという人が多いです。
これではブラック企業を見抜く事は出来ません。
具体的には、朝何時に出社して、午前中は何をして、午後には何をするのか?
そして何時に退社するのか?という1日の流れをしっかり把握するべきです。
また、疑問に感じたことは、その仕事の方法論もリアルに説明してもらいましょう。

・働いている社員に聞く
この方法が最強だし確実です。
ただし、入社したい企業に運よく知り合いがいる確率などほぼ100%ないでしょう。
どうするか?
その答えは待ち伏せです。
入社予定の会社のビルの前で待ち構えて、帰宅前の社員に「○○社に入社したいので社内の様子を教えてほしいと懇願してみましょう」
誠意をもって応対すれば、お茶程度であれば付き合ってもらえるものです。
そして、希望部署の情報を上手く聞き出せない場合は、知り合いを紹介してもらいましょう。

・派遣会社や転職エージェントを利用する
人材紹介会社にはブラック企業の噂は集まってきます。
登録すれば就職の世話をしてくれる担当者がつくので、その人に色々聞いてみるのは手っ取り早いです。

中小の人材紹介会社だと逆にブラック企業へ押し込まれてしまいますが・・・
大手人材紹介会社は、そのようなブラック企業を紹介すると自社サービスの評判を落とすことになるので、本当のことを教えてくれます。

評判の良い人材紹介サービスとして、下記のようなところがおススメです。

■派遣会社であれば、リクルートスタッフィング

■転職エージェントであれば、パソナ

また、既卒専門の就職支援サービス会社があるのはご存知ですか?
20代であれば色々なチャンスがあるという事が分かるので、相談してみるといいですよ。
ハタラクティブ・Re就活・いい就職.comの3社を比較した結果が参考になるでしょう。

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