大手企業で既卒採用を受け入れている会社

例えばソニー。
卒後3年未満の既卒者に大きく門戸を開き、既卒者の積極採用方針を打ち出している。
「卒業後の空白期間に何をしていたか」という点を評価するらしい。

他にも既卒者を大量に採用しているのはリクルート。
新しい事業を創造する為に、社員の個性を大切にしていることで有名。
既定のレールを歩む人より、やりたいことをやっていたら既卒になっていたという人達が集まる企業。

既卒者ウェルカムな大企業はまだまだある。

■旅行業界
HIS
東横イングループ
京王プラザホテル

■飲食業界
コロワイド
壱番屋

これらの企業に共通するのは反骨精神。
世界の中でも稀有な制度である「新卒一括採用」「日本的雇用制度」に対して、少なからず疑問を持っている。
そして日本経済を牛耳る経団連とは、少し距離をおこうとしている会社。
通年採用方針をとり、良い人材であればいつでも採用する。

特にオーナー型企業は独自の採用基準を持っているケースが多い。
例えば、孫正義が率いるソフトバンク・稲盛和夫が率いる京セラ・永守重信が率いる日本電産・三木谷浩史が率いる楽天。
有名社長の影響力が強い企業は調べてみる価値がある。

よく分からなければ人事部へ電話して聞く

既卒者からよくいただく質問

「新卒採用枠で応募した方がいいですか?」
「それとも第2新卒枠(=中途採用)で応募した方がいいですか?」

この問いに正解はない。
企業の採用方針によってそれぞれ異なるから。

卒後3年以内であれば、どちらの可能性もあり得る。
だから次のアクションを取る必要がある。

①応募したい企業の採用条件をよく読み込む。
②よく分からなければ人事部に電話して聞く。

面倒くさがったり、気後れしているようでは駄目。
自分の可能性を広げる為の努力を怠った時点で、内定は遠のいていく。

直接電話してみるメリットは計り知れない。
おもわぬこぼれ話を聞くことが出来る可能性だってある。

以前、実際にあった話を紹介する。
卒後2年経過していた高橋さんは、「既卒採用枠があるか?」という質問を積極的に企業へしていた。
すると、「昨年の実績だと、○○事業部に3名の既卒者が内定されていますよ」と教えて貰えた。
その時に「何故○○事業部なのですか?」と聞いたところ、「部門長の方針です」という回答。
さらにそこの仕事内容詳細や、事業部が大切にしているミッションまで聞きだすことに成功。

後日行われた面接では、その部署へ配属されることを前提に、質疑応答を組み立てたのは言うまでもありません。
その結果は、もちろん内定獲得。
これはかなり幸運な一例だが、行動力の賜物といえる。

どこの大企業の中にも実験的組織というのがある。
新規事業だったり、異業種とコラボして誕生した部署。
このような部署のトップに立つ人間は、既定路線を嫌う傾向が強い。
つまりちょっと変わった人達が集まる部署となり、偏差値エリート的な人間は排除される。
そういった大企業の新規部署は既卒者にとって狙い目といえる。

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