仕事の探し方

そりゃ当然、将来のことを考えたら正社員で就職するのがベスト。
でもフリーターから正社員になる道は結構大変です。
ここでどのようなステップアップ方法があるのかを確認してください。

①派遣と契約社員の違いを知る

就職浪人

なかなか正社員になれない人が考え付くのは、「契約社員」と「派遣社員」ですね。
言葉は聞いたことはあっても、実はその違いを理解していない人が多いのです。
ですからここでは少し契約社員と派遣社員の差異を説明します。

両者とも就労開始前に、労働条件(勤務期間・給料・社会保険制度)を決めてから働き始めるのは一緒です。
仕事内容によって大体の相場があるので、派遣だから条件が良くて契約社員だから悪いという事はないです。

違いが出てくるのは、契約が切れた時です。
例として、○○商事の営業部で事務をしていた高卒の派遣社員Aさんと、大卒の契約社員Bさんを取り上げてみます。

派遣社員Aさんと契約社員Bさんは、3年前から○○商事で営業事務の仕事をしていました。
二人とも仕事が良くできて優秀だったのですが○○商事の業績が悪化した為、二人は来月からの契約更新を拒否されてしまいました。

派遣社員のAさんは、○○商事の契約終了と同時に似たような環境で働ける職場候補を3つ紹介して貰えました。
そして3カ月後から働ける職場を確保しました。
それだけでなく休職期間中も派遣会社の健康保険を利用する事が可能だった上に、派遣会社の福利厚生を利用して格安で海外旅行にも行きました。

その一方で契約社員のBさんは、タウンワークやサリダを購入して自分で職探しです。
ハローワークにも通って再就職の相談にのってもらっても、○○商事で働いていたような職場は見つかりません。
その他にも国民健康保険への加入手続きや、前年度所得の確定申告を自分でやらなくてはならず煩雑な日々を過ごす事となりました。

同じスキルを持っていたAさんとBさんは、雇用形態によってこれだけの差が出てしましました。
この差が出てきたのは、労働者と雇用主の関係なのです。

契約社員の雇用主は、働く企業です。
だから企業との契約が切れたら、またゼロからスタートです。

派遣社員の雇用主は、派遣会社です。
だから企業との契約が切れても、派遣会社がまた次の職業を紹介してくれます。
必要であれば、次の職場で採用が有利になるような研修を無償で受けさせてくれます。

このように直接の雇用主が誰なのかという事は重要なポイントなのです。
契約社員と派遣社員であれば、明らかに派遣社員として働く方がメリットが大きいと言えるでしょう。

②紹介予定派遣制度を利用して正社員を目指す

派遣会社の紹介予定派遣ってご存知でしょうか?
紹介予定派遣とは、ある一定期間(6カ月前後)派遣社員として働いた後に正社員として採用してもらう事を前提とした派遣制度なのです。

この制度の企業側のメリットは、正社員採用する前に実務能力が分かるという事。
そして働く側のメリットは、事前に職場の生の様子が分かるのでブラック企業であれば内定を辞退すれば良いという事。
このようにお互いにメリットが多いので、この制度を利用して採用活動を広げている会社は多いです。

そして、紹介予定派遣制度を積極的に活用している派遣会社はこの3社です。

派遣登録する時のポイントは、一度に複数社に申し込む事です。
3~4社の派遣会社に登録をして、諸条件の一番良い会社を選択すれば良いのです。

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